2017/08/20時点での売却した優待銘柄
今年、
・優待廃止
・許容できないほどの改悪
・届いた優待品が自分には不要だった
により強制売却しなければならない事が多かったのでこれまでに売却した銘柄をまとめてみる。
結果論だが優待廃止した銘柄は発表直後は大きく下がってもその後は持ち直した銘柄が多かった。邪道の優待を廃止して王道の増配に切り替えた所が殆どだったのでそれが機関投資家に好まれたのだろう。とはいえ優待廃止されたら強制売却、という単純ルールだからこそ運用に負荷がかからないわけなので今後は廃止されても我慢して持ち続ける、という方針に変わることはない。シンプルなルールが一番です。
逆に改悪した銘柄は低迷しっぱなしなのが目立つ印象。優待を改悪しなければならない程に業績が追い詰められているのか…、と個人からも機関からも売り材料にされてしまっている感じ。ヴィアHD(7918)とかその典型でしょう。
それでは列挙してみる
THEグローバル社 (3271)
クオ
2回取得
10%程の売却益
廃止後に大きく上昇。
イーグランド (3294)
クオ
2回取得
同値付近での売却
廃止後に大きく下げるも今年になって戻った。
あかつき本社 (8737)
クオ
1回取得
10%程の売却益
優待が廃止されたのは最近の話だが営業の電話がかかってきてうっとおしかったのでかなり昔に売却。最近は上昇基調のようだがそれでも買値には戻っていないので今の所は売却したのは正解か。
太陽化学 (2902)
粉末飲料、サプリメント
1回取得
同値付近での売却
廃止前提のクオではなく自社製品があり業績にも問題が無かったのに廃止するという不可解な行動をした謎の会社。
ライフフーズ (3065)
金券
1回取得
20%程の売却益
行動範囲内の店舗が撤退し、使い道が無くなったので売却。近場の店舗撤退リスクのある外食&小売系では初の被弾。主力ブランドである「ザ・めしや」は派手さも雰囲気もまったくないが味とコストに優れていて気にいっていたのに残念。
エーアイテイー (9381)
食品系カタログ
2回取得
30%程の売却益
優待廃止の影響はほぼ無し。優待厨をスッパリ切れて経営陣はご満悦だろう。
ミサワホーム (1722)
クオ
1回取得
20%程の売却益
クオは廃止されたが工事代金割引の優待はまだ残っている。…誰が廃止してくる様な会社に家を建ててもらう気になるというのだ。
日東工器 (6151)
図書
3回取得
40%程の売却益
優待株を始めた当初から持っていた銘柄で愛着があるのだが廃止されたので仕方なく売却。毎回図柄が変わる図書カードを送ってくるのでクオ&図書カードを収集している者としてもありがたかった銘柄なので非常に残念。
クオ
2回取得
30%程の売却損
MBOで強制的に買い取られてしまってはどうすることもできない。ある意味気は楽だが…。
オーナンバ (5816)
クオ
1回取得
同値付近での売却
非常に地味な2部銘柄。優待でもなければまず株主数は増えないと思うのだが。1部昇格を諦めたか?
ライトオン (7445)
金券
3回取得
30%程での売却益
廃止も改悪もされていないが売却。理由は去年の分の金券を使おうと店に行ったが好みの服が無いので仕方なく靴下を大量に買ったらそれの品質が悪かった為、この会社の信用が落ちたこと。それに加え近場の店舗撤退に赤字が相当なものっぽいと不安を覚えたのもある。他にまだ行ける店舗は残っているので使用するのに問題は無いとはいえこれは不安。
ケーユーHD (9856)
クオ
3回取得
40%程度の売却益
今年の優待廃止ラッシュにまぎれて「せっかくだから」で廃止されたような気がする。廃止の影響は少ないようだがせっかく94~95年の上場来高値と同じ価格帯にあり、上場来高値更新も狙えそうだったのになぜ腰を折る様なことをするのか。
イハラケミカル工業(吸収合併につき上場廃止)
お茶葉
2回取得
30%程度の売却損
クミアイ化学工業 (4996)に吸収されてしまった。吸収されて株式が変換されると端株になって面倒なので吸収後の新会社が優待を継続してくれる可能性に賭けずに即売却。現在でも優待は新設されていないのでこれについては賭けに勝ったと言える。
ユニーグループHD(吸収合併につき上場廃止)
金券
2回取得
20%程度の売却益
ファミリーマートに吸収されてしまった。ファミマ相手では優待はまず期待できないと予想し複数名義分を合併前にタイミングを分割して売却。合併効果で値上がりし、意外と利益を取れた。愛知県在住なのでサークルKもユニーも沢山あり使い勝手の良い優待だった。とはいえサークルKはクオ、ユニーは汎用ギフト券で支払えるので別にこれでないと駄目、というわけではないが。
ヴィアHD (7918)
金券
1回取得
同値付近での売却
(これについては何回も言及しているので)
ナニモイウコトハナイ(殿下)
モリト (9837)
クオ
2回取得
同値付近での売却
優待のクオは廃止するけど増配、な銘柄の先駆け。現在は上昇基調だが2015年の高値を越えられていない以上、あまり機関投資家には評価されていない様だ。
イーサポートリンク (2493)
林檎、林檎ジュース
3回取得
40%程度の売却損
林檎銘柄の顔的存在だったが大幅な改悪をして死亡。現在のチャートも完全に死亡中としか思えない動きで絶賛死亡中。
日置電機 (6866)
林檎
2回取得
10%程度の売却損
こちらも林檎銘柄。こちらは本業がイーサポ程には悪化していないので株価は持ち堪えている模様。だが優待厨にとっては無価値な会社である。
三菱UFJフィナンシャル・グループ (8306)
ピーターラビットグッズ
2回取得
30%程の売却損
大企業なのに10万円以下から買えて更に優待もある、と優待厨入門に相応しい銘柄として長きに渡り支持されていたが今年になって廃止。もう優待スレでピーターラビットグッズの到着報告を聞けないのは非常にさみしい。
スギホールディングス (7649)
5%割引カード
4回取得
30%ほどの売却益
年3000円の金券は継続中だが期間中なら制限無く使える割引カードを廃止されてしまった。変わりに隠し優待として3000円以上を一度の会計で支払った場合にポイントが+150貯まる
※6000円以上なら300ポイント、9000円以上なら450ポイント…
カードが来るのだが、スギ薬局のポイントは1ポイント=1円で使うことが出来ず景品交換のみ、その交換レートも1ポイント=0.5円以下なのでお得感はまったくない。
愛知県発祥の企業なので県内には多くの店舗があり、これまで長年愛用してきたがこの改悪で印象が悪くなったのと、優待厨にとっての神企業であるマツキヨが近場に出店してしまったのでスギ薬局の存在価値が暴落してしまい売却。
ところでなぜ
マツキヨ is GOD
なのか?
それはマツキヨはクオを最も額面通りに使用できる小売店だから。優待厨なら大量に届くクオの処理にお困りの方も多いと思う。都市部在住なら金券ショップでの買取のレートに期待できるだろうが田舎では結構買い叩かれてしまう。そこでマツキヨなのですよ。
ゼリア新薬工業 (4559)
8回取得
同値付近での売却
優待株を始めた直後になんとなく、で買ったら即含み損になってしまい放置を強いらされた銘柄。しかも優待品のヘパリーゼ、家族内で酒を飲む人間がいないので何の役にも立たない。そんなの買う前に調べておくべきなのだがなんでこの時は深く考えずに買ってしまったんだろう…。仕方ないので届くたびにお酒好きそうな人に配ってました。
まとめてみると意外と売却損を出している銘柄が少なかった。これも現在の相場が好調なおかげか。今後、かつてのリーマン並の経済的混乱が起きたらきっと損切しまくることになるんだろうなあ…。08年当時のリーマンと比べて優待銘柄の数が激増しているので
↑の優待速報が酷いことになりそうで今から戦々恐々。