(PS4)ブレードアークス from シャイニングEX -2 コンプしたが無に取り込まれた
クソゲー死すべし
このシリーズがジャンルと製作元が変わってもクソゲーという運命から逃れらないということはわかっていたが、それでも少しは期待していた自分がいた。「オンが無い」という格ゲーとしては致命的過ぎる仕様もならばそれなりにはオフが遊べるのではないか?と、邪推もしていた。が、やっぱりダメだこのシリーズ。レゾナンス同様に
「無」
の力が強すぎてプレイしていて虚しさしか発生しない。
格ゲーである以上無意味な会話を延々と聞かされるわけでは無く常に動かしている必要がありそういう意味ではダレないが、その動かし方も対人戦とはかけ離れた対CPU戦特化戦法を繰り返すだけなので非常につまらない。
肝心の対人戦自体は超希少種であるゲーセン勢曰くそれなりに面白かったらしい、という記述が残ってはいるがそれを今更検証しようにもオンが無い仕様なので不可能。なので家庭用としての評価はCPU戦しか対象にできません。
とにかく、
「無」
の力が強すぎて無に取り込まれてしまうので健全な精神を保ちたい方は絶対にプレイしてはならないゲーム。下手にプレイしてしまうと
「無とはいったい…うごごご!」
と呟いてしまうぞ!
トロフィー的にはアルティナでのアリーナが極難。他のキャラは殆どが30分以内に終了できたのにアルティナは4時間かかった。
なぜアルティナだけここまで苦戦したかというとこのゲームでの対CPU戦における基本戦法である下段攻め
※ダウンを取って起き上がりにジャンプ攻撃を重ねて2A > 2B > 2C(この攻撃でダウンを取れる)、と攻撃すると何故か下段ガードを解いてくれる場合が多いのでループする。
がガードされた場合にゲージを使って隙消ししないと確定反撃をくらってしまうから。このループ攻めがノーゲージで出来ないのでどうしても試合時間が長くなるスカ確狙い戦法の比重が多くなる。
※スカ確とは敵のスカしモーション中に確定する攻撃を当てること。多くの格ゲーは「牽制は突撃択(近づいて投げ、中段、下段、を強いる)に強く、突撃択はスカ確に強く、スカ確は牽制に強い」という3すくみで構成されている…、らしい。
そのスカ確狙いも距離無限で発生が早いが要ゲージの236236Cとコンボが続かず安い3Cしかないのでそうおいしくない。それ以上に問題なのはアリーナの残りタイムによって体力回復量が増えるという仕様上、試合時間を長引かせるのがプレイヤーにとって不利になるということ。勿論完全にスカ確を決め、ノーダメージで勝てるのなら回復は不要だがそう簡単にはいかない。というかこのゲームは必殺技の削り量が多く、削りを防ぐ特殊ガードも無いので下段ループが決まらない限りパーフェクト勝利は難しい。
これらの仕様により対人戦においては体力リードして設置飛び道具を撒き散らし常にタイムアップ勝利を狙っていくと思われるアルティナの基本戦術が有効に働かない為、アリーナにおいては極めて厳しいキャラとなっているのだった。というかボス仕様キャラの暗転後ガード可能だが発生の速い全画面攻撃のせいでボス仕様キャラ相手では牽制の飛び道具すら出せないんですがそれは…。
ただトロフィー取得率で言うと別にアルティナだけが極端に低いわけではないどころか全キャラで比較すると高めな方なのが謎。自分の気づけなかった攻略パターンがあったのだろうか?
クリア後にこんな動画を見つけた。この動画の通りにやっていればこうも苦戦することはなかったのかも。しかしこの動画内でやっている2A刻みをすると自分の場合割り込まれてしまうんですけど…。やり方が悪いのかなあ?
このゲーム唯一?なのかは不明だがクスリと笑える要素として有名格ゲーの必殺技パクr…、いやリスペクト要素がある。
まずはミスティの設置技がこれ。空中でも出せ、最大3つ設置可能。
設置したものを叩くと飛び道具になる。角度のある技なら斜めに飛んでいく。うわあ、これはギルティのヴェノムのボール生成ですねえ、間違いない。
ただ、設置した物同士は干渉しないし、瞬間移動
※そんな技はミスティには無いが。
の起点にも出来ない。と、劣化版にすぎない。一応独自要素として起爆させれるが…。
なお、この起爆、対CPU戦において敵がガードを固めない距離(B or Cで出した場合の距離)にて起爆させると高確率でヒットする。これでハメも一応可能。
裏雪姫の空中632、これはサムスピの右京のツバメ返しのモーション。流石にツバメは飛んでいかないが。
裏雪姫の236。上、中、下に撃ち分けれる居合い攻撃でギルティのジョニーのミストファイナーそのもの。中と下に関しては月下の剣士の響の遠間にて斬る也の方が似ているか。
この技、EX版だと下>中>上、と連続で斬る。これはキャリバーのセツカのジャスト1AAAでしたねえ。
こんな感じで所々かつての名作達の片鱗が見えるのでそれを見つけてニヤリとする、ということだけは楽しめたかも。もっとも原作からの劣化具合に嘆くわけですが。
今作にはアーク勢がいなかったのだけどもしキルマリアが参戦していたのならブレイブルーのノエルをリスペクトして作られたのかなあ、と容易に連想できる程のリスペクト愛が溢れる製作者の愛情がこもったゲームですよ。(大嘘)