(PS4)ディアドラエンプティ -1 コンプしたので感想
…微妙。一応はコンプできたが未だにシステムを理解できていない感が強いのでシステム批判については「なに言ってんだコイツ(嘲笑)」な視点で読んでくれるとありがたい。
それとこの不親切なゲームの疑問点を逐次解説してくれたSRBMR兄貴にお礼申し上げます。
「同人ゲーム」であることの意味
これまでプレイしてきた同人ゲーは
・クロワルールΣ
・アスタブリード
・ケロブラスター
・不思議の幻想郷TODR
この4本。どれも丁寧でわかりやすく、商業ゲーと比べても見劣りしない完成度で安心してプレイでき、他人にもお勧めできるゲームだった。だからその調子でディアドラエンプティに手を出してしまったのだが、その考えが甘かった。このゲーム、突き放し具合が半端無いのである。
シナリオ
意味不明。キャラ紹介も何も無くいきなりゲームが開始され、チャプター間に意味深なテロップが流れるだけ。
こういうのが全8回流れ、EDでは主人公が探している姉との直接会話になるが、それもかなり置いてきぼり。まあ、意味不明度では初回プレイ時でのアスタブリードもかなりのものがあるが、あれはクリア後に設定資料の解放によりゲーム外で知識を集めなくても理解可能。しかし、今作には設定資料の解放なんて要素は無いし、公式サイトにも設定関連の記述は無し。
PC版の攻略wikiによるとこのサークルの前作の設定が流用されており、設定資料集もあるとのことだがそんな入手難易度極難の同人本がないと理解不能ってのはどうなの…。
それ以前にフォントが小さ過ぎるのでこの意味深テロップすらゲーム中に読むのは困難。製作者的にはこんなの読まなくていいから、ということなのだろうか?
EDでも極小フォントなので読むのは厳しい。スタッフロールは通常フォントサイズなのになぜこんなことをしたのか?なお、チュートリアルやメニュー画面のフォントサイズは通常サイズなので安心…、じゃないんだよなあ。肝心のゲーム中のステータス表記が会話程ではないにせよ小さめなのでかなり困る。
あ、もちろん声無しですよ。同人ゲームでも声があるのが当たり前になってきた昨今だけど、このゲームの原版がでたのは08年なのでまだまだそういう時代ではなかったのです。
トロフィー設定
最も取得率が高いトロフィーの取得率が40%を切っている。
これまでプレイしたゲームの中ではDMC4SEの74.3%が最低だったが、それを一気に更新した。
こういう数字が出るということはそれだけ序盤に投げ出した人が多いということであり、決して褒められる話ではない。
こうなったのはディアドラエンプティの最も取得率が高いトロフィーが特別に取得難易度が高いわけではなく、極端な説明不足とコンティニューが存在しない仕様が合わさって最低難易度であってもゲームクリアまで行けなかった人が大量発生したからだと思う。現に自分もゲーム開始日はトロフィー取得できなかったし。システムをそれなりに理解した今なら最低難易度クリアなど死ぬ要素が無いのだが、初回プレイ時では異常に難しく感じるのです。
それとこのゲームのトロフィー取得タイミングは条件を満たした瞬間ではなく、ゲームクリア or ゲームオーバー時
※スコア系のみゲームクリア or ゲームオーバーの後のスコアリザルト画面になる。しかしスクショはブラックアウトした瞬間の物が撮影されるので更につまらない。
にまとめて取得する。なので取得時のスクショが全部同じ様な画像になってしまい後日見返してもつまらなかったりする。
条件となるスコアがわからない最難関トロフィー、インフィニットSS
「スコアランクが限界突破した」
それだけ書かれても何がなんだか…。トロフィーwikiにはこんなマイナーゲームの情報は書いてないし、トロフィー目線でこのゲームのことについて書いてあるサイトも見つからなかった。
Diadra Empty ナチュラル& トゥルーレベルのスコアランキングで1位を獲得 - YouTube
唯一トロフィー攻略目線の動画を見つけたが、肝心の条件についてはボカしてあるのでわからない。
仕方ないのでSRBMR兄貴に質問した所、extraで15億、と言われたのでextraで頑張ってみたところ…
10億で取れてしまった。PC版時代では15億と設定されていたらしいのだがPS4版での設定変更か、それともうろ覚えか…。ともかく10億程度でも取れるので一安心。進むのにスコアで足切り
※この足切りになるスコアの具体値もわからないんだよなあ…。
のある5面で一気に稼げるのでギリギリでしか5面に進めない…、という人でも諦めずに通しプレイしてみてほしい。
結局このゲームのトロフィー難易度は?
トロフィーについて言及された数少ない文章であるが…、この評価に関してはアスタブリード同様、またしても大嘘、と断じざるをえない。
インフィニットSSの取得に関しては確実にプレイヤーの資質で足切りが発生する難易度なんだから星2というのは過小評価し過ぎ。星3に格上げしていただきたい。
自分が要素別に評価するのなら…
技術…3
作業…2
知識…4
こんな感じ。とにかく知識を仕入れることが出来れば残りは汎用2DSTGスキルでどうとでもなる。
小出しチュートリアル
メニュー画面で十字キーの左右でシステムの補足解説を読むことができるが、非常に重要なことが書かれているのにも関わらず最初からフル解放されていない。プレイ時間経過…、具体的にはトータルレベルなのか出撃回数なのかわからないが、とにかくプレイを重ねていけば解放されるものの、プレイ開始時点でのシステム意味不明状態の時に知りたい情報を得れないのは結構なストレス。もし、最初からフル解放されていれば最も取得率が高いトロフィーの取得率が40%を切っているなんてことは無かったと思うのだが。
この解説を全て読めばプレイに支障はほぼ無くなるが、一つだけ説明不足なことがあった。それはBSS時のスコア倍加状態の継続時間。BSS時にはスコア倍率が左下に表示され、BSSが終了したあとにもしばらく表示されているが、それは次にBSSを発動した場合の引継ぎ可能時間を示しているのであり、実際にスコア倍率が適用されているのはBSSの効果中のみである。
そう言われてから実際にスコアの動きを見れば一目瞭然だったのだが、何故かスコア倍率表示中はスコアが倍化されているものだと思い込んでいた。洞察力無さ過ぎて嫌になりますよ、低IQ。
が、あえて言い分けさせてもらうとスコア関係のフォントが小ささ過ぎてゲーム中に観察する余裕が無かったんですよ。またしても極小フォント問題のせいなのであって自分の低洞察力のせいではないのです!(責任転嫁)
なお、SS(ボム)とBSS(稼ぎモード発動)が何の略称なのかは誰にもわからない模様。些細なことだけどなんかモヤっとしますね…。
武装レビューとか
最低限のプレイしかしていないのでレビューなんてとてもできない。そんないい加減プレイでもコンプできるのだから好きに選んで良いのではないかと?
まあ、対ボス用にドラゴンスケールヴァリアントが群を抜いている感はありますね。extraのボスラッシュをテンポ良く倒すにはこれがないとどうしようもない気はします。
BGM
naturalとtrueでは2面や5面の様にいい曲もあるのだけど最終面の様な暗めの曲の方が多いので印象は良くない。
extraはアレンジver?でハイテンポになっているがストーリー性が感じられないのでこれもまた微妙。
基本的にBGMというものはキャラ、シナリオ、演出、によって良さが増幅される物なのでそれらが壊滅的な今作においては評価は苦しくなる。
石のような物体?
ラスボスであるがどこかで見覚えがあるような…?
総評
こんな感じで常にストレスを受けながらプレイしてたのでとても手放しで楽しい!と思えるゲームではなかった。システムを理解してからは2DSTG好きとしてそれなりに楽しめていた気もするが、それまでの悪印象とどうしようもないフォントの小ささで評価が好転することは無かった。
では、このゲームをプレイしたことは失敗だったのか?というとそうではない。完全に商業要素を切り捨てたピュアな同人ゲームってこういうものなんだ、と知ることができたのは良い経験になった。同人ゲーであっても商業ゲー並みにお膳立てしてくれるのが当たり前という甘い考えを打ち砕いてくれたことには感謝です。
ここまで不親切なゲームであるということは情報が無かったので仕方なかったのだが、公式サイトを読んでみれば製作者の人となりがわかるのでそれから類推すべきだった様な気もする。こんな意味不明な文章を書いている人が作ったゲームがお膳立て全開の親切ゲームのわけがないのだから。
それにしても本当に意味不明な文章だ…。こういう人を煙に巻く様な文章を書くということはきっとサブカル好きに違いない!(偏見)
はてなブログってこの製作者みたいな文体の人が結構いますがぶっちゃけ嫌いです。言いたい事があるならわかりやすく伝えろ!とイライラしてきますね。